Achievements
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Refereed Papers (Lead-author)
査読付き筆頭著者論文・プロシーディングス
Takahiro Iino, Kotomi Taniguchi, Hideo Sagawa and Takashi Tsukagoshi , 13C isotopic ratios of HC3N on Titan measured with ALMA, The Planetary Science Journal, Volume 2, 166, 2021 .
概要:星間空間においては,シアノアセチレン(HC3N)分子の3 種の13C 置換体,すなわちH13CCCN,HC13CCN,HCC13CN の1 ないし2 種に卓越が生じることが示されてきた(e.g. Taniguchi et al. ApJ, 846(2017)).その同位体分別過程として,HC3N の前駆体であるCN やC2H への13C の濃集が挙げられており,その化学過程の理解が進んでいる.星間空間だけではなく,土星最大の衛星タイタンの大気においても,HC3N を含む多様な炭化水素・窒素化合物が検出されており,その大気化学過程の解明は惑星大気化学の重要なトピックである.我々はアルマ干渉計のアーカイブデータを解析し,星間空間で観測されているようなHC3N の13C 置換体群における偏在がタイタンにおいても存在するかどうかを調査した.HC13CCN – HCC13CN とH13CCCN – HCC13CN のペアについて,日時および観測設定を共有する観測データを抽出し,それぞれ12 及び1 のデータセットを得た.輝線強度比より導出された同位体比は[H13CCCN]:[HC13CCN]:[HCC13CN] = 1.17 (±0.20) : 1.09 (±0.25) : 1 (1σ) であり,星間空間で検出されている140 – 200% に及ぶ濃集は検出されなかった.タイタンの成層圏は170K 前後という相対的な高温環境であり,星間空間における同位体分別を引き起こした同位体交換反応は抑制されると考えられる.Takahiro Iino, Development of Open-source-based Software Planetary Atmospheric Spectrum Calculator (PASCAL) Specified for Millimeter/submillimeter Observation of Titan with ALMA, Computational Science and Its Applications – ICCSA 2021. ICCSA 2021. Lecture Notes in Computer Science, vol 12953. Springer, Cham.
Takahiro Iino, Hideo Sagawa, Takashi Tsukagoshi and Satonori Nozawa, A belt-like distribution of gaseous hydrogen cyanide on Neptune's equatorial stratosphere detected by ALMA, The Astrophysical Journal Letters, 903, L1, 2020
概要:アルマ望遠鏡を用いたこれまでにない高精細な分光観測により,海王星成層圏におけるシアン化水素分子の空間分布の導出に成功した.シアン化水素分子は成層圏に偏在しており,何らかの化学過程によって成層圏で生成されるか,外部から持ち込まれていると考えられる.得られたシアン化水素量の空間分布は,同分子が赤道において多く,南半球の中緯度において最も少ないという帯状分布を示した.これは,海王星における対流圏・成層圏大気大循環と整合的であった.すなわち,窒素分子を含む大気が中緯度において対流圏から成層圏へと上方輸送され,成層圏で光化学反応によってシアン化水素を生成しながら水平輸送されるというものである.これにより,成層圏シアン化水素の成因の少なくとも一部は内部由来であること,対流圏成層圏結合大循環の存在が間接的に示唆されることとなった.本研究の成果は,毎日新聞,ニュートン等に幅広く掲載された.Takahiro Iino, Hideo Sagawa and Takashi Tsukagoshi, 14N/15N isotopic ratio in CH3CN of Titan's atmosphere measured with ALMA, The Astrophysical Journal, 890(2), 95. 2020
概要:アルマ望遠鏡は,70台の電波望遠鏡を用いた開口合成法により,ミリ波・サブミリ波領域において史上最高の感度と空間分解能を実現する測器である.本研究では,アルマ望遠鏡を用い,土星最大の衛星であり,地球外生命の存在が強く示唆されているタイタンの大気の分光観測を行った.本研究ではサブミリ波の電波分光観測により,大気中に含まれるアセトニトリル(CH3CN)分子の窒素同位体比の詳細な計測に世界で初めて成功した.窒素同位体比は環境変化に敏感であり,分子の形成過程を間接的に解明できる数少ない手段である.得られた窒素同位体比は窒素分子に近く,他の窒素化合物群(シアン化水素,シアノポリイン)とは非調和的であった.これは,アセトニトリル分子は他の窒素化合物と異なり,中層大気において,太陽系外から降り注ぐ高エネルギーの放射線である「銀河宇宙線」により生成された窒素原子を素材として形成されていることを示した,世界で初めての結果である.本研究の成果は世界同時にプレスリリースされ,国内では日経新聞や日刊工業新聞等に掲載された.Takahiro Iino, Takayoshi Yamada and Yuki Tanaka, A SIMULATION STUDY ON TERAHERTZ CONTINUUM-WAVE OBSERVATIONS OF NEPTUNE’S ATMOSPHERE FOCUSING ON FUTURE ALMA OBSERVATION, the Journal of Remote Sensing Society of Japan, 2018(3), pp. 252 - 257, 2018
概要:アルマ望遠鏡の高空間分解能連続波観測は,惑星大気の3次元気温分布を可能とする.本研究では,近い将来に可能となる海王星の連続波観測のために,サブミリ波帯域全域がトレースする海王星高度領域の調査を行い,広く対流圏上部から対流圏界面に感度を持つことを明らかにした.Takahiro Iino and Takayoshi Yamada, Spatially Resolved Sub-millimeter Continuum Imaging of Neptune with ALMA, the Astronomical Journal 155(2), pp. 92 - 96, 2018
概要:アルマ望遠鏡を用いて海王星の周波数646GHzにおける連続波観測を行い,0.2秒というこれまでにない高い空間分解能で海王星大気の温度分布を導出した.水素とヘリウム大気の衝突励起吸収による輻射輸送計算から,対流圏界面付近に感度を持っていることを見出した.同高度での温度変化は全球において+/-2 K以内に抑えられたが,これは成層圏及び対流圏低高度において検出された8 -- 30 Kの輝度温度変動と対照的である.このことから,両高度での輝度温度変動は気温ではなく分子の偏在によるものであることを示した.Takahiro Iino, Mitaro Namiki and Takayoshi Yamada, A feasibility study of exhaustive analysis of ALMA calibration data for the creation of big-data driven solar system astronomy, the Journal of Space Science Informatics Japan, 7, pp. 19 - 32, 2018
概要:アルマ望遠鏡は観測感度や干渉位相較正のために,科学観測と並行して短時間の較正観測を実施している.筆者はこの較正観測データを科学観測データとして転用し,時間・周波数(波長)・天体方向に巨大な「太陽系天文学ビッグデータ」を構築,これまでにない大規模な太陽系天文学研究の遂行を目指している.本論文では,科学観測データへの転用アルゴリズムの検討やCPU並列計算の実効性測定,専用高速・大容量(200 TB)ストレージの評価,実際のデータ転用作業による所要時間見積やデータ品質の調査を行った.Takahiro Iino, Hirofumi Ohyama, Yasuhiro Hirahara, Takashi Tsukagoshi, Toru Takahashi, "ASTE Observation of Jupiter's Stratospheric Carbon Monosulfide ($J$=7--6) in 19 Years After the Cometary Impact", The Astronomical Journal, 152(6), pp. 179-183, 2016
概要:彗星衝突は巨大惑星においては頻繁に発生しており、大気組成を大きく変動させる要因であると考えられる。1994年に木星において発生したシューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突においては、衝突地点の温度は数千度に達し、熱化学反応と光化学反応により生成された多様なガス分子が大気中に供給された。これら衝突由来分子はどのような組成を持ち、どのような化学変化を経ていくのかが、彗星衝突にコントロールされる巨大惑星の大気化学の理解において重要である。2013年、我々は国立天文台チリ観測所のASTE望遠鏡を用いて衝突由来分子の一つである一硫化炭素(CS)分子の観測を行った。衝突イベントから実に19年が経過した後においても一硫化炭素分子は検出され、その総量は1998年に比べて10%程度に減少していたものの、惑星環境における一硫化炭素分子の寿命は真空環境に比べて非常に長いことが明らかになった。巨大惑星において彗星衝突由来分子は数十年〜数百年のスパンで存在し得ることが分かったことで、巨大惑星大気への彗星衝突由来分子の影響が長く続くということが明らかとなった。
Iino T., Hirahara Y., Hidemori T., Nakajima T., Tsukagoshi T., Nakamoto S., and Kato C. "Observational constraint on Pluto's atmospheric CO with ASTE", PASJ, 68 (1), L1, 2016
概要:国立天文台のASTE望遠鏡を用い、冥王星の一酸化炭素大気強度が時間変動していることを観測的に明らかにした。数値モデルでは太陽活動に伴う大気上層の変動が予測されていたが、今回の観測結果は、冥王星一酸化炭素大気は太陽活動に連動した変化を生じさせていないことが示唆された。Iino T., Mizuno A., Nakajima T., Hidemori T., Tsukagoshi T., & Kato C., “Search for sulfur-bearing species as remnant of cometary impact on Neptune”, Planetary and Space Science, Elsevier, 104, 211–215, 2014
概要:国立天文台のASTE望遠鏡を用い、海王星大気中の硫黄化合物分子の探索観測を行った。海王星大気は酸素、窒素の化合物がすでに発見されており、これらは過去の大規模な彗星衝突により生成されたという仮説が有力であった。本研究では硫黄化合物の網羅的な観測を行ったが、どの分子も検出されず、有力な観測対象であった一硫化炭素分子の酸素に対する上限値は、彗星衝突によりもたらされると期待される値の数%以下であった。
Research/Education Funds
研究/教育外部資金
研究代表者分
(研究期間内分)
科研費(学術変革領域A「次世代アストロケミストリー」公募研究):「同位体分別過程化学を共通言語とした、惑星大気・星間化学融合研究分野の創成」,2021−2022年度
科研費(基盤B):「アルマの高精度観測による,タイタン・海王星の特異な大気化学・物理過程の網羅的解明」,2021−2025年度,1300万円
(研究期間終了分)
自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター プロジェクト研究,2020年度, 90万円
科研費(若手独立基盤形成支援),「アルマ望遠鏡テラヘルツ分光ビッグデータで解明する,衛星タイタンの大気化学」,2019年度, 150万円
科研費(若手研究),「アルマ望遠鏡テラヘルツ分光ビッグデータで解明する,衛星タイタンの大気化学」2019-2021年度,320万円
自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター プロジェクト研究,2019年度, 90万円
全国科学博物館活動等助成事業,「最新3D技術企画展の実施と、体験型展示による科学技術コミュニケータ の育成事業 」2018年度,48万円
科研費(若手B),「アルマ望遠鏡テラヘルツリモートセンシングによる,ビッグデータ惑星科学の創成」2017-2018年度,320万円
自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター プロジェクト研究「ALMAモニタリング観測によるハビタブル固体天体における地表面温度の時空間変動の解明」2017年度, 98万円
電気通信普及財団研究助成「惑星大気リモートセンシングのための,テラヘルツ帯分子スペクトル解析アルゴリズムの開発と検証」 2017年度, 150万
国立天文台チリ観測所ALMA PI経費, 2016年
名古屋大学リーディング大学院若手自発的研究経費, 2013 年
名古屋大学グローバルCOE プログラム若手自発的研究経費(海外渡航),24 万円, 2013 年
名古屋大学グローバルCOE プログラム若手自発的研究経費,50 万円, 2013 年
研究分担者
国立情報学研究所共同研究経費「研究資源の活用に資する発生源入力によるオープン化モデルと学術資源基盤構築に向けての検討 (80万円)」2017年
国立情報学研究所共同研究経費 「DOI付与に基づいた横断的な博物資料情報共有モデルの検討(48万円)」2016年
JST次世代科学者育成プログラム「東京農工大学 未来のスーパー科学者養成EPOCHプログラム」(400万円,分担)、2015年
Refereed Papers (Co-author)
査読付き共著論文
根本しおみ,高田良宏,堀井洋,堀井美里,飯野孝浩 , 林正治,DOIを用いた天文学研究資料の横断的な整理・公開に向けた取り組み -岡山天体物理観測所を一例として−,JAXA宇宙科学情報研究論文誌,7,
K. Tanaka, M. Nagai, K. Kamegai, T. Iino and T. Sakai, HCN J=4-3, HNC J=1-0, H13CN J=1-0, and HC3N J=10-9 Maps of Galactic Center Region I: Spatially-Resolved Measurements of Physical Conditions and Chemical Composition, The Astrophysical Journal Supplement Series vol. 236 issue 2 (2018) pp: 40
査読無し論文,紀要,プロシーディングス等
飯野孝浩,科学館・博物館めぐり「東京農工大学科学博物館」,電子情報通信学会通信ソサエティマガジン B-plus (50), 2019年,pp. 152 - 154
飯野孝浩,「放送技術のこれまでと将来〜放送と暮らし〜」の開催について,映像情報メディア学会誌72(6),2018年,pp. 860 - 861
飯野孝浩, 並木美太郎, 堀井洋, 堀井美里, 斎藤有里加, 情報機器資料を用いた展示・デジタルコンテンツ作成教育の試み :東京農工大学西村コレクションを素材として, 研究報告コンピュータと教育(CE),2017-CE-139(24),1-7 (2017-03-04) , 2188-
飯野孝浩, 東京農工大学科学博物館の収蔵品にみる、近代繊維産業の発展. 繊維学会誌, 72(6), 2016年, pp.309-310
飯野孝浩, 繊維産業の盛衰と大学の先端研究から、産業と大学の未来を考える, 雑誌理科教室2016年10月号, 2016年, pp.106-107
並木 美太郎, 兼宗 進, 井戸坂 幸男, 間辺 広樹, 飯野 孝浩、中学生対象の「未来のスーパー科学者養成EPOCHプログラム」におけるCSUとドリトルを用いたコンピュータの仕組みの理解研究報告コンピュータと教育(CE), 2016-CE-133(4), 1-8 (2016-02-06) , 2188-8930
飯野孝浩、並木美太郎、大学博物館における, 大学生による 小中学生向け計算尺製作体験及び手回し計算機操作体験を通じた 理科・情報教育の実践と課題, 日本情報処理学会 「コンピュータと教育」2015-CE-131(17),1-7 (2015-10-03) , 1-7, 2015年
飯野, 清水、川本、望月、芝田、西田、大路, NUMAP活動報告2012, 名古屋大学博物館報告(28), 2012年, 227−231
飯野孝浩、杉浦ちなみ、松本まるごと博物館にみる、博物館の新たな可能性、名古屋大学社会教育研究室報告, 2011年, 97-106
飯野孝浩、望月沙也可、北山奈津美、續木友裕、石川葉留奈、河村恵里 、佐野健志、野田桃太郎、梶川瑛里、門脇誠二、西田佐知子、新美倫子、蛭薙観順 NUMAP 活動報告 2011 、2011 Annual Activity Report of NUMAP、名古屋大学博物館報告(27)、169–176、2011
大塚友恵、飯野孝浩、石川葉留奈、佐野健志、野田桃太郎、河村恵里、西井 彩、窪園侑也、杉浦真琴、蛭薙観順、新美倫子、門脇誠二、NUMAP 年間活動報告 2010、NUMAP annual activity report 2010 名古屋大学博物館報告(26)、245–252、2010
飯野, 大塚、菊地、佐野、三嶋、新美、蛭薙観順、大学博物館を拠点とした、学生によるアウトリーチ活動の実践報告とその展望-NUMAP活動報告2007-2009-, 名古屋大学博物館報告(25), 2009年, 129-138
羽賀秀樹、西田佐知子、飯野孝浩、吉野奈津子、名古屋大学博物館野外観察園展示記録 海藻の世界--吉崎誠コレクション Records of NUM botanical garden display "Algae world: from the Yoshizaki collections" 名古屋大学博物館報告(25)、145–157、2009
International Conferences
国際学会(査読無し)
Takahiro Iino, Hideo Sagawa and Takashi Tsukagoshi, Determination of ^14N/^15N of CH_3CN in Titan’s atmosphere with ALMA , EPSC2019, Geneva
Takahiro Iino, Hideo Sagawa and Takashi Tsukagoshi, Spatial distribution of gaseous hydrogen cyanide on Neptune's stratosphere revealed by ALMA, EPSC2018, Berlin
Takahiro Iino, Takayoshi Yamada and Yuki Tanaka, Spatial distribution of Neptune's stratospheric temperature obtained with ALMA cycle-0 continuum observation, EPSC 2017, Riga, Latvia
Takahiro Iino, Satoru Nakamoto, Takashi Tsukagoshi, Kunihiko Tanaka, Yuki Tanaka and Yasuhiro Hirahara, ALMA Observation of Neptune's Spatially-resolved Stratospheric HCN ( J = 4-3), American Astronomical Society, DPS meeting #48, id.421.24
Iino, T., Hidemori T., Tsukagoshi, T., Ohyama, T., Hirahara, Y., “Recent Results of Sub-millimeter Spectroscopic Observation Campaign toward Planetary Atmospheres”, Symposium on Planetary Science, Sendai, 2015
Iino, T., Mizuno, A., Hidemori, T., Tsukagoshi, T., “Searches of Sulfur-bearing Species as the Remnant of Cometary Impact on Neptune”, AOGS 2014, Sapporo, 2014
Iino, T.,Mizuno, A., Hidemori, T., Tsukagoshi, T., Nakajima, T., and Kato, C., “Searches of Sulfur-bearing Species in Neptune’s Stratosphere as the Remnants of Cometary Impact”, Symposium on Planetary Science, Sendai, 2014
Iino, T., Mizuno, A., Nakajima, T., “Survey Observation of S-bearing Species on Neptune’s Atmosphere in Sub-mm Waveband to Constrain the Origin of Carbon Monoxide”, EPSC2013, EPSC2013-323-1, London, 2013
Iino, T., Mizuno, A., Nakajima, T., “Survey Observation of S-bearing Species on Neptune’s Atmosphere in Sub-mm Waveband”, AOGS 2013, PS05-D3-PM2-P-017, Singapore, 2013
Iino, T., “Cometary Impact, as the Source of Volatile Gases on Gas Giant’s Atmosphere”, Characterizing exoplanets: detection, formation, interiors, atmospheres and habitability, London, 2013
Iino, T., Mizuno, A., Nakajima, T., and Hirota, A., “Observational Study on the Time Variation of Atmospheric Composition on Gas Giants Induced by Large Cometary Impact using mm/sub-mm Waveband”, Symposium on Planetary Science, Sendai, 2013
Iino, T., Mizuno, A., Hirota, A., “A retrieved upper limit of CS in Neptune’s atmosphere”, AGU Fal meeting 2012, P13B1923I, San Francisco, 2012
Takahashi, S.; Deguchi, S.; Kuno, N.; Iino, T.; Hamura, T.; Pogrebenko, S. V.; Gurvits, L. I.; Yoshida, F., A Search for Water Masers in Icy Bodies of the Solar System, Asteroids, Comets, Meteors 2012, Proceedings of the conference held May 16-20, 2012 in Niigata, Japan. LPI Contribution No. 1667, id.6228
Domestic Conferences
国内学会(査読無し)
Invited Talk
Takahiro Iino, Sub-millimeter observation of solar system planetary atmosphere, NRO45m/ASTE Single Dish Science Workshop 2017, 2017年7月
T. Iino, Recent Achievements of Solar System Observation with mm/sub-mm Observatories, NRO-ALMA Science/Development Workshop 2015, Nagano, 2015
通常講演
飯野孝浩,佐川英雄,野澤悟徳,アルマによる海王星上部成層圏東西風の緯度・高度構造の直接観測,日本天文学会春季年会,2022年
飯野孝浩,アルマによる海王星成層圏東西風緯度構造の検出,惑星圏研究会,2022年
飯野孝浩,ALMAを用いた海王星・タイタンにおける大気化学・物理過程の解明,宇宙電波懇談会シンポジウム,2022年
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,ALMAで検出された海王星成層圏HCNの帯状分布構造とその化学・物理,日本天文学会春季年会,2021年
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,アルマを用いたタイタン大気中アセトニトリルにおける14N/15N同位体比が解き明かす,銀河宇宙線の大気化学過程への影響,地球惑星科学連合大会,2020年
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,ALMAを用いたタイタン大気アセトニトリルにおける窒素同位体比の初計測と,銀河宇宙線由来大気化学過程への制約,惑星科学会秋季講演会,2019年
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,タイタン大気中アセトニトリルCH33CNにおける1414N/1515N同位体比の導出,日本天文学会秋季年会,2019年
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,「アルマ太陽系天文学ビッグデータ」を用いた,タイタン大気微量分子時空間変動の観測的解明,2019年度地球惑星科学連合大会,2019年
飯野孝浩,ALMAを⽤いた⾼時間・空間分解能の太陽系内惑星⼤気分光観測と,太陽系内同位体勾配観測の可能性,2018年度ALMAワークショップ , 2018, 東京
飯野孝浩,ALMAアーカイブビッグデータを用いた,タイタン・海王星大気の分光・連続波観測,2018年度宇宙電波懇談会シンポジウム,2018, 東京
飯野孝浩,ALMA による Titan 大気組成時空間変動と同位体比の観測的解明,2018年度惑星科学会秋季講演会, 2018, 北海道
飯野孝浩,アルマを用いた海王星上部対流圏における連続波放射の観測と,全球大気循環への制約,日本地球惑星科学連合大会2018,PCG22-09,2018,千葉
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇,On the spatial distribution of Neptune's stratospheric HCN obtained with ALMA,日本地球惑星科学連合大会,PCG22-P05,2018,千葉
飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇, ALMA分光観測による,タイタンにおける大気組成時空間変動の観測的取得と氷衛星大気化学の制約,日本天文学会春季年会,P307b,2018,千葉
飯野孝浩,ALMAモニタリング観測によるハビタブル固体天体における地表面温度の時空間変動の解明,宇宙における生命ワークショップ,2018,東京
飯野孝浩,山田崇貴,田中佑希, ALMAを用いた海王星成層圏大気構造空間分布の観測的取得,2017年度日本天文学会秋季年会,P225b,2017,北海道
飯野孝浩、並木美太郎、田中邦彦,ALMAアーカイブ惑星観測ビッグデータの自動網羅的解析システムの構築,平成28年度 宇宙科学情報解析シンポジウム
飯野,ALMAとの連携による、ガス惑星大気の高空間分解能・低分散中間赤外分光観測,地上赤外線観測による太陽系内天体の観測戦略
飯野, 平原, 仲本, 中山, 高橋, アルマ干渉計を用いた海王星成層圏HCN(J=4-3)観測, 日本地球惑星科学連合大会, 千葉, 2016, PPS15-P06
飯野, ASTE望遠鏡を用いた、木星成層圏微量分子のサブミリ波帯分光観測の初期成果, 日本惑星科学会秋季講演会, 宮城, 2014, P1-02
飯野 , ASTE による木星成層圏での CS(J=7–6) 輝線の検出 , NRO User’s meeting 2014, 長野 , 2014 年 7 月
飯野 , 水野 , 中島 , 秀森 , 加藤 , ASTE 望遠鏡による海王星大気中の硫化物分子サーベイの初期成果 , 日本天文学会春季年会 , P228b, 東京 , 2014 年 3 月
飯野, 小天体衝突によりガス惑星大気中に生成された揮発性分子の化学進化, 日本惑星科学会秋季講演会, 沖縄, 2013年11月, P2-16
飯野 , 中島, 長濱 , 水野, 小天体衝突が惑星大気組成に与える影響: SL9 彗星衝突時に木星大気に放出された揮発性分子の時間変動観測から , 日本地球惑星科学連合大会 , PPS21-08, 千葉 , 2013 年 5 月
飯野 , 中島 , 水野 , 塚越 , 2 ミリ波帯を用いた彗星 C/2011 L4 の広帯域高分散分光観測の初期成果 , 日本地球惑星科学連合大会 , PCG32-P01, 千葉 , 2013 年 5 月
飯野 , mm/sub-mm waveband observation toward Jupiter and Neptune to reveal the atmospheric evolution process induced by the impact of comets, NRO User’s meeting 2012, 長野 , 2012 年 7 月
飯野 , 水野 , 長浜 , 前澤 , 森部 , 桑原 , 小天体衝突がガス惑星大気進化に与える影響 −電波望遠鏡を用いた観測的アプローチを中心として− , 日本地球惑星科学連合大会 , PPS24-P06, 千葉 , 2012 年 5 月
飯野 , 廣田 , 水野 , 前澤 , 森部 , 中島 , 長濱 , 彗星衝突がガス惑星の大気進化に与える影響 ー電波望遠鏡を用いた観測的アプローチからー , 日本天文学会秋季年会 , P220a, 大分 , 2011 年 9 月 ポスター